パネル過積載の量による発電量の違い
結論
- 曇りの日は、過積載率の高いほうがパワコンの上限値まで発電するため、過積載率の高い方が発電量が多くなる
- 晴れの日は、過積載率が高いとピークカットが多くなるが、過積載率が低くいとピークカットは少なく、パワコンの上限値まで発電するため、過積載率が低くても発電量が多くなり、過積載率が高い設備との差が小さくなる
①パワコン49.5kw パネル107.73kw 過積載率217%程度
②パワコン44kw パネル57.915kw 過積載率130%程度
どちらも九州にある低圧の太陽光発電設備で、2つの設備はほとんど離れていません パワコン・パネルのメーカーも同じです
令和5年6月19日 ①の発電設備 【画像は雨マーク付いてますが、実際は晴れでした】
令和5年6月19日 ②の発電設備 【画像は雨マーク付いてますが、実際は晴れでした】
令和5年7月8日 ①の発電設備 【1日曇りでした】
令和5年7月8日 ②の発電設備 【1日曇りでした】
過積載率の違いで、発電量がどのように変わるのか
令和5年6月19日(晴れ)に①の発電設備は461.3kwhの発電量、②の発電設備は328.2kwhの発電量で、①の発電設備が②の1.4倍程度の発電量でした量でした
令和5年7月8日(曇り)に①の発電設備は322.2kwhの発電量で、②の発電設備は126.5kwhの発電量で、①の発電設備が②の2.5倍程度の発電量でした
ちなみに雨の日は①の発電設備が②の1.7~2.1倍程度の発電量でした。
まとめ(結果)
①の発電設備のような200%を超えるスーパー過積載では、晴れの日に発電量をカットされる割合が多いため、過積載の量が少ない設備との差は小さくなるが、曇りでもパワコンの容量上限近くまで発電できることが多く、過積載量が少ない設備より効率よく発電できる
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